先生


「ただい……ま」


その声の方を振り返った。


「ビックリしたぁ。おかえりなさい。」

キョトンして、瞬きすらしない龍一さんが立っていた。


「龍一さん?」


「あ…いや…ごめんエプロン姿の理恵に見とれてた。」


すっごい照れながら言う龍一さんを見て私まで照れた。


「早く…着替えて来て?
これ干し終わったらご飯にするね。」


持ってたティーシャツをハンガーにかけようとした時、後ろ向きに抱きしめられた…強く。



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