先生
「ちょっと…待ってて下さいね。」


先生を待たせてリビングへ。


電話の横に置いてあるメモ用紙と、ボールペンを持って、再び玄関へ。


「はい、先生。」


先生に渡すと、メモ用紙に何かを書き始めた。


「おっし。はいこれ。
ホントはこんな事しちゃいけないんだけど、お母さんが留守中に何か困った事有ったら、いつでもかけてこいな?」


「これ……。」


先生の…携帯番号?

「蜘蛛が出たから、退治しに来てくれとかナシな?
戸締まりしっかりしとけよな?
んじゃ、おやすみ」


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