アイラブユーの意味を教えてくれた人*゚。・
「寒いなあ…!!で、何するんだ?」
「あのね、ウチ先生にあの日言われて頑張れたの」
「あぁ」
「『I love you 』のルーズリーフの日」
先生は微笑んで話しを聞いててくれた…。
「だからね、先生にいーぱい感謝してるの」
「うん」
「先生っありがとう」
「俺も、ありがとう」
「え?」
「生徒に教えることがあんなに辛いなんてさ、俺教師舐めてた。でも、お前に出会って色んな事学んだ」
「先生…」
「河上がいて、教師できた。お前みたいな馬鹿いなかったら教師辞めてたかもしんねーぞ!!?」
笑って言うんだ。
「先生…先生……
…I love you 」
ずっと言いたかった。
「ウチ、先生に会えてよかったよ。大好き!!」
「……河上!!」
「はい!」
ぐちゃぐちゃの顔を上げて先生を見上げる。
「頑張れ!」
「うんっ…!」
「お前なら大丈夫、立派な大学生になる!!」
「うっんッッ…!」
「鼻水を拭きなさい!」
「うっん……」
二人して泣いた。
寒い冬。
悲しい涙なんかじゃなかった。
暖かかった。
「先生先生っ」
「ん…?」
チュ…
「へへへへ」
「河上」
「何?」
「まだまだ子供だな」
「はあ!!?立派な大人だっ…」
……―――。
「これが大人のキスだ」
「…///!!!」
「はははは!!真っ赤」
「…///好きだよ」
「俺も。今度は生徒としてじゃなくて」
「違う意味の?」
『I love you 』
フィクションです。