姫夢 -Dreamagain- 【更新中】
「じゃあ、一緒に教室まで行こうか!」
私が"あの男"を思い出している間に、
石田がどんどん私の方へ近づいてきていた。
…っそ、それ、以上 近づいてこ、、ないでっ!
気持ち悪い、
気持ち悪い、
気持ち悪い…―――。
"――≪これから、朝礼をはじめます。生徒のみなさんは、校庭に集まってください≫――…"
その放送を聞くと、石田は、
あたしに近づくのを止め
「やばっい! もう"そんな時間"か!
先生は、先に行ってるからな!
…またあとでな宮野!」
顔を真っ青にしながら
あたしをおいてどこかへ行ってしまった。
―――自分の腕を見るとやっぱり、
鳥肌が立っていた…。
…?
…へ?
行くってどこへ…?