見付けた。
美乃ちゃん何処に行っちゃったのかな??

何で俺を見て走って行っちゃったのかな??

とにかく探そう…。

女の子一人じゃ危ないよ…。

でも、そこら中探しても、美乃ちゃんはいなかったね。

それで美乃ちゃんの家に足を運んだっけ…。

呼び出しベルを押したら、お母さんが出て来て

「あがって」

って優しく手招きしてくれた。

だから俺、遠慮しないで部屋にあがったっけ。

美乃ちゃんの部屋に行くと、美乃ちゃんは自分のベッドの上で枕に顔をうつ伏せて震えていたね。

あまりにも可愛いものだから、思わず抱き締めちゃった//

でも…美乃ちゃん、俺の方を向いてくれずに叫んだね。


“いやぁあぁッ!!

帰ってよ、来ないでェぇえーー”


…どうして…

俺、何かした??

『美乃ちゃ…』

そう言いかけた時











ドンッ








美乃ちゃんに押されちゃった。







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