見付けた。
“あたしの前から消えて!早くぅうー”


消えて、なんて…。
まさか美乃ちゃんの口から言われるなんて…。

ゴメン、美乃ちゃん。
そんなにも俺を嫌いになっちゃったんだね。
本当にゴメン…

でも、俺
美乃ちゃん居ないと生きられないから…。

意地でも美乃ちゃん奪ってやる…。


俺はお母さんに引き止められながらも美乃ちゃんを連れ出して、自分の家に放り込んだね。

ガムテープで口を防いで、手足を縄で縛って、ベッドの上に寝かせたね。

もぅこれだけで幸せ…//
美乃ちゃんが俺の部屋に居るなんて…
もぅ死んでもイイや。

…と思ったケド、やっぱり折角美乃ちゃんが居るんだから死ねないね。

『一生、離さない…』

俺は手に再び握りしめた物で、美乃ちゃんの全身を刺してあげたね。
これでもぅ俺の物だ…。

ずっと一緒だよ。


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