キミと出会えた事。
―――――――――ぷるるるー・・・・・。

 

 
  『え?、こんな時にだれ?』

   と不思議に思いながらも
 電話に出た。


 「もしもし?」

  あ、この声は・・・・・・
  優斗くんだ。
 ぱあッと自分の顔が明るく
 なっていくのが、
 自分でもわかった。

 『もしもしッ!』

 と勢いよく出たら
 
 ぷっ。

 え!?笑った?
  てか笑ってるー!!

 『え?!何か面白かった 
   ですか??』

 と聞いてみた。

 「いや、可愛いなーっつて。」
 
 と言われ、顔が真っ赤になった。
 電話だとしても、
 この甘い声の持ち主に
 言われるとなると、やっぱ照れる。

 『あはは、ありがとうございます。』

 と笑いで通した。 
  ほんとは深入りしたかったけどッ。笑

  あ、もう敬語はいいから。
   と付け加えながら話始めた。

 「今日は大丈夫だった?
   あの、その・・・・・・・・」

  言いにくそうに言って困ってるな。
 と分かったアタシはすぐさま
  あやまった。

 『ごめん。ほんとにごめん。』

  優斗くんはなんで?なんで?
  と聞いてくる。理由なんて
  わかってる。
  でも素直に言えないッ。
  けど、優斗くんになら
  って思えたアタシがいた。

 『あの、詳しい話は
  また会ってからでもいいですか?』
  
  と言うと、もちろんだよ。
  と言いながら
  なにげ予定を聞いてきた。

 「あ、あのさ明後日とか空いてる?」


 ―――――ドキン・・・・・・。

 それって誘ってるんだよね?
   
  『明後日空いてるよ。』

 と笑みをこぼしなら言った。
  また詳しくは決まってないのに
 こんなに微笑んでしまう自分が
 いるなんてね。
  はは、最近自分にあきれる事が
 増えてきた。

  「じゃあ詳しい事は
   めえる送るねッ♪」

 と言いながら電話を切った。
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