キミと出会えた事。

 とうとう始まってしまった。



   
  「んーこれもいいけど、
   あれもいいな♪ 
  けど優にはこんなのもいい!」

  裕菜の悪い癖。
  服を選んでと言ったら
 あれも、これも!と言いだす
    ・・・・粗末に。

 はっきり言って裕菜はセンスも
 いいし、男からうけやすい
 タイプ。
 けど、好きじゃな人には
 丁寧に断ってまたそこから
 恋が目がえる男が多い。
 

 裕菜の私服はふりふり
  ワンピースに
 短いズボン。
  すごく似合ってて可愛い。
 
 アタシなんて・・・・
 おしゃれなんてどーでもいい。 
 って感じだから・・・
 あんまこだわってない。

 すると裕菜が
 大声出してしゃべりだした。
 たぶん、店は人で山盛りだから
 聞こえないと思ったんだろう・・・

 「優?優はさ
 あんまおしゃれとか興味ないんでしょ?
  じゃあ、こういう
 色っぽいの着たらどう?」

 見せられたものを見た
 瞬間びっくりした。
 アタシの柄でもない 
 こんなものを着ろと?!

 『いや~。さすがに
  むりだよ。』

 とあっさり言い返すと、

 「あ~あ。優斗くん
   期待してるだろ~なあ。」

 と嫌味をゆうかのように
 言ってきた。
 
 
 え?なんですか、この子。
 可愛い顔して結構言いますね。

 『あー!もう分かったよ。
  似合わなくてもいいの?』
 
 とだるそうに言うと
  優にはきっと似合うよ!
 と優しく言ってくれた。
 何か裕菜はたくらんでそうな
 顔をしてたよーな?

 まッ、気のせいかな?



  そしてお店を後にした-----。
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