キミと出会えた事。
「あの、俺彼女いないよ。
あ、まあ好きな子はいるけどさ。
もう記憶にないかなーって・・・」
はああああああ・・・・・
アタシの事じゃないよね。
『そうなんだ・・・・
頑張ってね。』
しか声をかける事しかできなかった。
あ、もうしゃべってるとこんな時間。
『あ、アタシもう帰るね。
今日はありがとう。じゃあね。』
優斗くんの返事なんて聞かずに
部屋を後にした。
もう涙がこぼれそうだったから。
電車に乗ってケータイをいじってると
―――――もそッ。
え?、何か今当たった?
後ろを見てみるとそこには
見知らぬ若い男性。
ま、まさかね。と思いまた
ケータイをいじった。
―――――もそもそ。
スカートの中に手が入ってきてる。
ううう、どうしよう・・・・
こんな満員電車ならある事なの?
――◎◎駅~◎◎駅~。
あ、◎◎駅だ。あと少し。
その時後ろの見知らぬ男性に
押され一緒に駅に降りてしまった。
――――バタっ。
いたっ。いたいよ。
「あ、大丈夫?」
と手を差し出してきたのは
さっきの見知らぬ男性。
『あ、はい。大丈夫ですので。
それでは。』
と逃げようとしたら
手を掴まれた。
『え?、』
「ね~キミ。このまま帰っちゃっても
いいわけ?
こーんな写真見られても大丈夫?」
と見せられた写真。