キミと出会えた事。
 

 ――――――え。

 言葉を失った。
 なんでこんな写真いつ取ったの?

 それはアタシのスカートの中が
 きっちり分かって
 見知らぬ男性の手によって
 触られてた。

 『消してもらえますか?
 警察呼びますよ?』

 と脅し風に言ってみた。

 「あ?いいよ。
  勝手にどうぞ。」

 え?いいの?
  その時電話をしようとした。

 ―――――バチーン。

 痛い、何でこんな痛いの?


 アタシは倒れてしまった。
 なんでこんな事にならないといけないの?



 目が覚めた時にはベットで寝てた。

 『いたッ。』

 と言うとさっきの人がいた。

 「あーおきた?
   大丈夫?」

 

 と笑みを浮かべた。


 その時フットあるニュースを思い出した。

 ″見知らぬ女性に手を出す男性″
 
 ありきたりな言葉の事件だな。
 って人ごとのように思ってた。

 けどこれって今はアタシの事だよね?

 どうしよ。
 怖いよ。優斗くん・・・・・・


 その時手で持ってたケータイで
 こっそりかけた。

 『裕菜。今日でアタシ終わるかも。』


 ――――――プーッ。プーッ。プーッ。

 裕菜の返事を聞かずに電話を切った。

 ばれたら殺させるかもしれない・・・・


 誰か・・・たすけて。


< 20 / 27 >

この作品をシェア

pagetop