キミと出会えた事。

 さーあ、アタシも帰りますか。
 なんかいい事があったから
 嫌な事が起こりそう…。
 怒らなければいいけどッ…。

  

 のーんびり家に帰ろうとした時
 ふと思い出した。
 
 『やばッ。お母さんに言うの
  忘れてた…。』
 
 急いで電話したら
 やっぱ怒ってた。
 やっちまった…と思いながら
 友達の家に泊まってた。
 って何度も説得したら
 なんとか許してくれた。
 これで家に帰っても
 怒られないね、安心。

 じゃ、家に帰ってゆっくり
 寝ようかなッ。なんか疲れたし。

 ここから家まで歩いて帰ると
 相当時間がかかるから、
 ここから近い駅に向かった。

 駅のホームにいる途中、
 柄の悪そうな人たちが
 たわむれてた…。

 あーやばいなあ…
 なんもなかったらいいけど。

 と切符を買って素通りしようとしたら
 向こうの人達がアタシに気付いたのか
 目が合った。
 
 うわー。どうしよ、やばいよ。

 さっと横を通ろうとしたら
 無理やりアタシにぶつかってきた。
 
 「おい~?ぶつかんじゃねぇよ」

 と舌打ちしてきた。
 
 『すいません。』

 と頭を下げ行こうとしたら
 

 ――――――やっぱ事件は起きた…。

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