もしも、願いが叶うなら


「だって女と話すなんて、滅多にないから。でもベンチで那央と会ってたんだよね?」

「まぁ…」

自信持って良いのかな…?
嬉しくて仕方なかった。


「雨チャン…もしかして、那央の事好きだったりする?」

「えっ」

「いや、何となく。見てて思ったって言うか…」

あたしってそんなに分かりやすい…かな?


「好きだよ、すごく…」

「そっか」

「那央には言わないで」



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