もしも、願いが叶うなら
あなたと一緒なら


「那央!!」

「雨」

あの日から、那央はあたしに心を少し開いてくれた。

那央はあたしを雨と呼ぶ。
少しだけ距離が近くなったように感じた。

嬉しい。



「大丈夫?」

「心配しすぎ…」

那央にとって今日は2週間ぶりくらいの学校。

あたしは心配で心配で仕方ない…。

那央は大丈夫だって言ってるけど。



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