もしも、願いが叶うなら


「何が良いか分かんなかったからさ。でも来年は、もっと良い物あげる!!」

そう言うと那央は何だか悲しそうな顔を見せた。

でもそれは一瞬で、すぐ普通のいつもの那央に戻った。


「そーいえばさ!あたし那央の事何も知らないからさ!教え合いしょうよ!」

「いいって、めんどい」

「えー良いじゃん!じゃあ、あたしから!」

那央は初めて会った時よりも喋ってくれる気がする。



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