太陽に輝く君 -夢空- 2nd Stage


10分くらいして、少し
痛みが引いてきた。

隼翔の腕の中で


「ねえ、なんで今日は
走りに行ってないの?」


と聞いてみた。

なのに、


「おとなしくしとらんと
もっとお腹いたなるよ」


とか言ってなんでいるのか
教えてくれなかった。




1時間近く隼翔はあたしを
優しく包んでくれていて
それくらいたったら
お腹の痛みも全く
なくなっていった。




「もう大丈夫だよ」


「ほんとかよ…」


あたしを相当
信じていないのか
それとも心配してくれて
いるのか…

わからないけど隼翔は
笑いながらそう言った。


「大丈夫」


つぎはちゃんとわかって
くれたようで、

起き上がって一緒に
ご飯を食べに下に行った。





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