太陽に輝く君 -夢空- 2nd Stage



店を出るとき


「ありがとうございました」


丁寧におじさんはあたしたちに
そうお辞儀をしてくれた。




店をあとにして

「帰る?」

とか話していたとき、

店の方から奥さんがあたしたちに
向かって走ってきた。



「いつでも時間があるときでいいの。うちは子供もいないし店がないと若い人との交流もなくて…よかったらたまには顔をみせてあげてくれない?」


入院先の病院と
おばさんの連絡先が書かれた紙を
おばさんから渡された。





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