月見るスッポン
少し揺れる電車

君の話しを聞くたびに

君がどんなにすごい人か

わかってきた

チアでキャプテンやってるとか

英語のテストは90点以下を取ったことないとか

運動神経もよくなく

頭の悪い俺には

半分耳の痛い話だった

そして君が降りるとき

微笑んで

『楽しかった』

何故かつられて俺まで微笑んだ

それだけ君の笑顔が

綺麗だった


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