月見るスッポン
みんなだんだん別れていって

俺は伊藤先輩といっしょの電車に乗っていた

伊藤先輩はグループの代表で

学校は違うがお互い男子校に通う身なので妙に気が合う

『滝和、今日のミーティングはどうだった?』

『そうッスね〜、とりあえず名波さんがすごかった♪…

『名波には手を出すなよ』



………

……………

『はい…?』

なんかわかんないけど

時が止まった…

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