ユビサキからあなたへ
「ねぇ。」



自分の新しい出席番号が貼られた机につくと、いきなりうしろから肩をつつかれた。

振り返ると、キレ長の目がりりしい女の子があたしをじっと見つめている。



あれ?この子…
どっかで見たことある…。





「あなたが木下由里ちゃん?」

「えっ、あ、うん。そうだけど。え〜っと…。」

「あたし黒木友香。よろしくね。」

「…ユカちゃん?」



いきなり自己紹介されてビックリした。
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