ユビサキからあなたへ
「よっ!由里!今年もよろしくなっ!」

竜二もチャイムと一緒に到着した。



「うん。よろしく竜二!」

作り笑いなんかじゃない、自然と笑顔になれた。


なんでさっきまで、素直に喜べなかったんだろ?



友達に囲まれて、

好きな人と一緒に、

もう1年過ごせるっていうのに…。



バカみたい。





よーし!

今年も楽しむぞっ!!



幸せのうちに意気込んでいた。













その幸せが、すぐに壊れてしまうこととも知らずに…。
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