ユビサキからあなたへ
「いいんじゃないかな?」

「えっ?」

友香が意外にも好反応を示した。




「あたし中学の修学旅行の時に告って成功したし…。たいていの女の子は、そういうイベントの時ぐらいは男子と絡みたいもんよ?」




あながち俺の言ったことも間違ってなかったみたいだ。



「だからって押し掛けるようなマネして…」

キーンコーンカーンコーン





昼休みの終わりを告げるチャイムが廊下に響く。
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