ユビサキからあなたへ
「だーいじょぶだって♪すぐ帰ってくるからそれまで4回戦やってて!」

そう言って小林に付き添われながら中沼はとなりの車両へ行ってしまった。




「愛ちん大丈夫かな?」

「大丈夫だって!またぼーっとしてただけだろ?」

心配する千里を横目に、軽音の新見が横槍を入れる。

「ほら、次やろうぜ!」

俺も流れに合わせて急かしてみた。




「…よっし!次こそ洋介に勝つしっ!!」

「って俺かよ!負けねぇ!」

富豪と大富豪が不在の中、4回戦が始まった。
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