ユビサキからあなたへ
俺らの興奮は部屋に戻っても止むことはなかった。




まだ女子達が俺らの部屋に戻って来ていなかったのも幸いしたが、洋介は部屋にいた男子全員に作戦の成功を発表すると、祝福の枕投げを食らった。






「なんでそんな計画今まで秘密にしてたんだよ!」

「小坂ぁ。羨ましいなオイ!」

「4組の木下っていったら去年のミス候補にも選ばれてた子だろ?」

「え?すげーじゃん!!洋介勇気ある〜!」






みんなから祝福された洋介の顔は絶えず緩みっぱなしだ。
< 224 / 232 >

この作品をシェア

pagetop