私なりの彼の愛し方
1章

学園王子

「おはよう、美咲♪」




「おはよっ」





高校に入学して早1ケ月。だいぶこの学校にも慣れてきた頃。





クラスの子達とも仲良くなった。…ある程度に。人に深入りしない。これは私の決めたルール。




中学の頃からずっとそうしてきた。だから親友なんていえる子は1人もいない。寂しいなんて思わない。





私は失った後の辛さを知ってるから。失うのが辛いなら親しくならなければいい。そう考えたのは中1の頃。
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