天使の条件
かと思えば、背後からゴゴゴと地鳴りのごとく嫌な気配を漂わせかっと顔をあげ…



「…上等だゴルァァ!!!」


と叫んだ。



「きゃーっ!えっまぢキレた!?あれ?天使って決して怒らないんじゃないの!?慈悲深いんじゃないの!?」




ザザザザと尋常じゃないスピードで私に這いよってくる天使はまるで悪魔。



お前…堕天使か!
そうか魂か!私の魂がほしいんだな!?



「いくら私でもそれはムリー!!」


「てめーなにわけわかんねーこと言ってんだ。おら捕まえたぁ!」



天使に拘束された私は、もう恐怖で動けない。


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