天使の条件
そのまま意味もなく2人で笑いあってると、天使は急にはっとしてそうだそうだと頷きだした。





全く、本当に意味の分からない天使だ。


気づかれないようにため息をついて今度はなんですか?と問いかけると、



「いや、ここにきた目的話すの忘れてた」



あっけらかんと言い放つ天使にしばらく私は呆然とすると噛みつく勢いで彼に詰め寄った。





「そう!それよ!天使かどうかも嘘臭いし、何よりなんで私に絡むのよ!」



「キャンキャンうっせーな。それを今から説明するっつってんだろ」


ちったー落ち着けって。
そう彼は苦笑して、手を空にかざした。





< 25 / 36 >

この作品をシェア

pagetop