天使の条件
よし、落ち着こう。

とりあえず、落ち着こう。


天使のはい、吸ってー吐いてーの気抜けたかけ声と共にそれを繰り返しやっと私は天使の胸ぐらを離した。




「大丈夫…もう話の邪魔しないから…どぞ」



私は両手をあげてヒラヒラっふってみせる。


すると、天使は柔らかく微笑んだ。



あっこの笑顔は好きかもしれない。



ひっそりそんな事を思っていると、天使はどこからともなくだした巻物らしき物を私の前にずいっとだした。


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