天使の条件
「いいか、よく聞け。オレは天使だ」


何度も聞き飽きたセリフを改めて言った天使は、またもや右手を怪しく動かしパチンと指をならす。


するとそこから炎があがり、一本の白いバラがでてきた。




うん。びっくりだ。



でも同じ過ちは繰り返さない。

私はつっこみたい気持ちを全力で抑えて天使に先を促した。



< 29 / 36 >

この作品をシェア

pagetop