天使の条件
いや、まぁ神だとか試験だとかはある程度予想できてたよ。



うん、でもね?


私を幸せにする?


そんな事考えてもみなかった。



一度諦めたそれをこの天使が叶えてくれると言うの…?



私は瞬きも忘れて天使の顔を見つめた。




「それ…本気?」


「おお本気も本気。まぁまだ話には続きがあんだよ。質問はそれから、もう少し我慢しろ。な?」



天使のくせなのか、また頭を撫で私を宥める。




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