天使の条件
あぁもうだからなんでどうして私なんだっつーの!



決して口には出さなかったが、どうやら顔にばっちりでていたらしく


天使は胸の前で腕を組みえっへんと得意気に言った。



「それは、オレが立花を幸せにしてやりたいって思ったからだ!!!」



「それはどうも…ってはい!?なにそれ指名制なの!?」



「まぁ…」



「なおさら分かんないわよ!私天使なんかと関わったことないし!信じてもなかったし!ぶっちゃけ今も疑ってるし!くじ引きかなんかで決まりました~ならまだ納得できたけど…!」



「なぜどうして立花なのか。それはまだ言わない。ただ言える事はオレがお前を選んだ」



それだけだ、と天使はどこか遠くを見つめた。
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