天使の条件
そう言われた時、確かに私はショックだった。



頭がクラっとして、さっきまでの笑顔も引っ込んでただ静かに頷いた。





でも、こんな事で死のうと思う程、楽な人生の歩み方をしていない




私はそれを受け入れた。


恋愛漫画のように、感傷にふけるでもなく涙を流すわけでもなく



ただそれを包むように、しっかりと先輩のありがとなという一言を素直に聞き入れた。




だから、つまり、問題はそこじゃない。
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