キミの隣のイケメン君.
翌日

朝早くに優奈と優真が迎えに来た。

いつも乗ってる車じゃなくて、もちょっと長くて黒い車。

「初めまして、葵の彼氏の春沢優真です。優奈の双子の兄です。」

俺が荷物を車に入れている時、優真が杏に自己紹介をしている。

「初めまして、山崎杏です。」

やっぱり杏って面食いだな

優真の顔見てほどほどしてるし



「瞬兄の彼女に今までいないかったタイプですね。」

振り返ると優真が立っていた。

「なんだよ。」

「今まではリツさんっぽい人が多かったのに…」

葵ににてこいつは何を考えてるのかわからん!

「いいだろ、俺の勝手だ」

優真より先に車に乗り込んだ。

車の中はうとうとしてる奏とその横でケータイをいじっている優奈。その隣には葵が欠伸をしている。

あれ?杏がいない


「ごめんなさい!」

家から急いで杏が出てきた。

「どこいってたんだよ?」

俺の言い方が怖かったのか、視線を会わせようとしない

「忘れ物を…」

手にはデジカメとケータイを持っていた。

「もう忘れ物をするなよ。みんな待ってる早く乗れ」


車の中は騒がしい!

葵と優奈、杏がお菓子とか食べながらおしゃべりしてるし、優真と奏がお互いの仕事の話してる

俺はと言うと目をつぶって寝たふり!

車は2時間走って、海の近くのある家に着いた。


さすが春沢家の人だけあるな。まぁ分家らしいけど…

「久しぶり来たぁ!」

荷物を置いて、葵と優奈が走って海に行ってしまった。

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