キミの隣のイケメン君.
「葵!優奈荷物運べ!!」

俺が叫ぶとしぶしぶ2人が戻って来た。

「瞬、聞きたいことがあるんだけど…」

俺の服の袖を握って、驚いた表情をしている。

「何?」

「車といいこの家といい何?」

家と言っても普通の家じゃない。小さい城ぽい春沢家の別荘とプライベートビーチだ。

「優奈と優真んちの家と海だよ。あいつらのホテルとかで有名な春沢財閥の一人だから」

「嘘!?」

「あの2人の母親と俺の母親が親友だから。仲いいんだよ」

そう言って別荘の中に荷物を運んだ。


「優真、ここ家政婦いないのか?」

前泊まったところには管理人みたいな家政婦が一人いた。

「ここはいないよ。何かあったらすぐに警察とかに繋がるセキュリティがあるって聞いてる。」





部屋はもちろん男女別々。

折角の休みなのに杏と別ってなんだよ!

「俺肌やくなって言われてるから、海パス。」

俺と優真が水着に着替えてる隣で、長そでの服に長ズボンの奏。

暑くないのか?

「日焼け止めでも塗ればいいだろ?」

優真が誘うけど、入らないって言い張って部屋を出て行ってしまった。

「奏のことはほっとこ。」

呆れてそう言うと、優真と部屋を出た。




ビーチで浮き輪を膨らませていると杏たちが着替えて出てきた。


ビキニって反則だろ!!

可愛いな!

水玉模様の杏が恥ずかしそうにもじもじしている。

「優真!優奈!早く行こう!」

葵が優真たちを連れて先に海に行ってしまった。


葵の奴空気呼んでくれたのか?


杏とやっと2人っきりに…





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