キミの隣のイケメン君.
夕方になったから海からあがってシャワーを浴びて終わると、シャワー室の前で優奈ちゃんが立っていた。

「話があるんですけどいいですか?」

なんだろう?

もしかして今さっきの瞬とのこと?

あたしに瞬と別れろとか言われるの?

ドキドキして、女の子たちの部屋に入った。



「瞬兄に聞いたと思いますけどあたしずっと小さい頃から瞬兄が好きなの。別れてとか言わないですけど、瞬兄と別れたら杏さんのこと許しませんから!」

迫力のある優奈ちゃんの拳はかなり力が入っていた。

「わかった」

痛いほど優奈ちゃんの気持ちが伝わってきた。

あたしが瞬と仲良くしてないと優奈ちゃんが報われないよね。





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