キミの隣のイケメン君.

「お前ら遅いぞ!」

瞬と優真くんがキッチンに立っていた。

もしかして瞬たちが作ったのかな?

テーブルの上には人数分の料理が準備されていた。

葵ちゃんは海で遊び疲れたらしくソファーで寝息をたてていた。


「奏は?」

優奈ちゃんがテーブルについて瞬たちに聞いた。

「電話かかってきて外行ったよ」

優真くんが料理の仕上げをしていた。

「葵、起きろ!晩飯だ!」

瞬が耳元で大きく怒鳴ってもうなっただけで起きる気配がなかった。

「葵ちゃんは寝かして上げたら?」

あたしがそう言うと瞬も納得してくれた。

しばらくすると奏くんが電話を終えて帰ってきた。



「明日の朝、親たちが来るって連絡がきた。」

優真くんはかなり落ち着いているなぁ

もう会社次ぐ気でいるから?



なんかやけに静かじゃない?

やっぱあたし邪魔だったのかな…

来るんじゃなかった…



.
< 109 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop