キミの隣のイケメン君.
杏side

もう!いきなり何なのよ!!


部屋の前でうずくまっている。

顔暑いよ!

きっと真っ赤だよね?


「杏さん?」

この声は…

振り返ると、奏くんと優真くんが不思議そうにこちらを見ていた。

「いや…あの…」

なんて答えればいいのよ!なんて言えばいいの!

「な、何?」

奏くんがじっとあたしの顔を見ている。

もしかして顔が赤いの見えるの?

ここ薄暗いし…

「兄貴にでもキスされた?」

はい!?

「えっ…と…」

「優真、気が付かなかったことにして行こうよ。」

奏くんがあたしに気を使ったのか、優真くんとリビングに行った。

結構不思議な子だなぁ…奏くん。葵ちゃんもだけど



しばらくして、顔のほてりがなくなったからリビングにもどった。

「遅かったですね。」

優奈ちゃんがニコッと笑って出迎えてくれた。

「うん。ごめんね」

優奈ちゃんのその笑顔が痛いぐらい…嫉妬ぐらいするよね…

「見て!杏さん。これ優奈ちゃんがしてくれたんだよ」

「可愛い!」

葵ちゃんがゆるみつあみをしている。

< 114 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop