キミの隣のイケメン君.

「ホントにホント」

って言っても、俺持つかな…理性


何もしないと約束して、杏は羽織っていたパーカーを脱いだ。

半袖から白くて細い腕

ショートパンツからは白い細い足



ゴクッと生唾を飲んだ。

「早く寝よう」

杏のやつ切り替え早いな



布団に入ってからお互い背中合わせで寝ている。


杏から寝息聞こえないな…
まだ寝てないのか?



「瞬、まだ起きてる?」

「うん…」

「ごはんの前に、優奈ちゃんから瞬のこと頼まれちゃった。」

また優奈の話か…

「あたし、優奈ちゃんのためにも自分のためにも瞬から離れないからね」

背中が急に暖かくなった…

「杏、ありがと…」

珍しくドキドキとしてる…



意を決して寝がえりをうつと、スースーと規則正しい寝息を立ててる杏の顔が目に入った。

こんな俺でもいいのか?

いっぱい悲しい思いをさせそうで…

俺、杏のこと守れるかな?


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