キミの隣のイケメン君.

王子様はちょっと俺様

瞬side


道に迷った女の子を途中まで案内して、寮に帰った。

あの子可愛い方だな…


今日は入学式で全部活休み。体が訛らないようジョギングをしていた。


「瞬、お帰り」

雑誌をベッドに寝そべって読んでいるのは同室の山口光樹。同じサッカー部。

「光樹は筋トレとか毎日しないのか?」

「してるよ。瞬が知らない間にね」

雑誌を読みながら、そう答えた。




コンコン


「瞬、光樹、キャプテンが呼んでるよ。」

副寮長兼副キャプテンで光樹の兄の哲先輩が呼びに来た。

「はい」


ミーティングルームに呼ばれて行くとキャプテンがいるだけだった。


「はい、座って」

キャプテンは俺たちに座るように言った。

「明日から一般で入学してくた奴らが練習に加わるから」

知ってるし…

「お前らと練習メニューが違うから、喧嘩を売ってくるやつがいるかもしれないから気を付けろ」

「「はい」」

「あと女の子には注意しろよ」

女の子?


この理由を知るのはもう少し先…




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