キミの隣のイケメン君.
「行きたいところあるのいい?」
「いいよー」
確か乃々の彼氏、スポーツしてたよね?もしかしてこの高校?
ちらほらあたしと同じ制服を着た女の子たちを見かけた。
あっちを見てもこっちを見てもイケメンばっか!この人たちがスポーツしてる姿カッコいいだろうなぁ〜
「こら!面食い杏!男見ながらにやにやするな!」
頬っぺたを乃々につねられて、我に反った。
「痛いよ!乃々」
「ほら、着いたよ。」
来た場所は体育館。
掛け声とキュッキュッとシューズが擦れる音、それからボールをつく音が広がっている。
「イケメンばっか…」
かっこいい…デジカメで写真撮って保存したい!
あたしって変態かも…
「あれあたしの彼氏」
乃々が指を指した方にはこっちに手を振っている長身のイケメン
「バスケ部なんだ!乃々彼氏かっこいいね!」
「でしょ!じゃあ次行こうか?」
「えっ!?彼氏の応援に来たんじゃあないの?」
「杏の王子様探しに来たの!杏も彼氏作ってWデートとかしたいし!」
可愛く言われても…
「とりあえず、知ってる人がいる部活見に行こうか?」
知ってる人?
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