キミの隣のイケメン君.

王子様はモテモテ

杏side


あっームカつく!

あの偽王子!


ただいま授業中、全然集中できないだって、あたしの心の中はイライラ状態

「山崎、聞いてるのか?」

「へっ?」

先生に声をかけられて、我に変って黒板をみると数式が書かれている。

「今説明したから、解けるよな?」

これを解けってこと?

ノートを見ても何も書いてない。

ヤバッ!どうしよう…

焦っていると隣の席の宮城さんが紙切れをくれた。

それには答えが書いてあった。

小さい声で「ありがとう」って言って書いた。





「今さっきはありがとう!」

授業が終わって宮城さんにお礼を言った。

「困った時はお互い様だよ。」

初めてニコッと笑った姿を見せた。

「ちょっと!杏、今の授業集中してなかったでしょ?」

乃々が怒りながら、やってきた。

「ごめん!でも、宮城さんに助けてもらった。」

「宮城さんに?」

「うん、ねっ宮城さん」



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