キミの隣のイケメン君.

「佐原!!」

目の前に佐原くんが立っている。もちろん後ろには宮城さんがいる。

「お前昨日といい今日といいいい度胸してるな?俺を呼び捨てとか」

「ごめん!ごめん!」

あははと笑ってその場を離れようとした。

「逃げようとするなよ」

ガシッと肩を捕まれた。

「な、何?」

「俺の応援に来たんじゃねーの?」

ニヤリと笑う佐原

そんな顔をしてもかっこいい!

って何考えてんの、あたし!?

「山崎さん」

後ろに立ってた宮城さんがあたしにやっと気がついたらしい。

「リツ知り合いか?」

「クラスメートだよ」

「ふーん。あっそろそろ時間だから俺行くわ!」

切り替え早い!

佐原くんは走ってグランドに行ってしまった。


もちろん残されたのはあたしと宮城さん。





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