キミの隣のイケメン君.

ピンポン パンポーン

寮のチャイムがなって、おばちゃんの咳払いが聞こえた。

「えーと、佐原瞬くん。妹さんが来てますよ。」

早いな…

急いで玄関まで向かうと、人だかりが出来ている。



「マジ可愛い」

「今から遊べる?」

「超美人」

次々と声をかけられている中心には…

やっぱりな

「葵、優奈」

「お兄ちゃん!」

「瞬兄、遅い」

二人が俺を囲んだ。葵たちを囲んでいたやつらの目線が痛い

帰ったら何聞かれるんだろう…


「早く行こうよ!」

葵が俺の腕を引っ張った。

「ああ。四人で来るんじゃなかったのか?」

メールでは優真と奏も一緒に来るって

「優真は父さんに呼ばれた。奏は知らない。」

と優奈が怒った感じで言った。

「そっか」

優真はいつもの事だな。奏は謎だな




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