キミの隣のイケメン君.

王子様の弱点

瞬side

夕方に優奈と葵と別れて、寮に戻ろうとした。

帰ったらランニングだな…その前に質問づめかな


寮の玄関を開けると目に入ったのは寮母のおばちゃん。

なんかニコニコしてるし

玄関の横にはテーブルとソファーが置いてある談話室みたいな場所がある。

「お帰り佐原」

先輩や同級生が集まっている。

げっ

「そんな嫌そうな顔するなよ」

「別にそんな顔してませんよ」

肩を組んできた先輩。

簡単に逃がしてくれそうにないな…

「昼間の女の子2人は誰?」

「妹です。」

優奈について説明するの面倒いからいいか。妹みたいなやつだから。

「全然似てなかったけど?」

そりゃあそうだ。俺は父さんにで葵は母さんにだ。

「まぁあいつ母親にですから。」

「ふ~んところで紹介して。」

「無理です。彼氏いるから」

「まじで!?まぁあんなに可愛かったらいるか」

女の子に飢えてるのかと思ったら意外とあっさりしてるな…

「みんな諦めも肝心だぞ。」

「キャプテン」

後ろから髪をぼさぼさにしたキャプテンが立っていた。

「もうすぐ晩飯の時間だって」

そう言うとキャプテンは大あくびをした。





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