キミの隣のイケメン君.

「あれ?どうして瞬兄だけ外にいるの?」

優奈に突っ込まれた。

「待つように言われた。たぶん準備してる」


数分後、葵が出て来て中に入るよう促された。





リビングに行くと

「「卒業おめでとう!!」」

クラッカーとは拍手で迎えられた。

「ありがとうございます。」

「はい、これお母さんとお父さんから」

小さな袋を渡された。袋には近所の神社の名前が書かれている。

お守りだな

「寮に入っても、怪我なく健康に気をつけて。頑張りなさい」

と父さんに言われた。

「わかってる。高校でも全国目指す!」

「お兄ちゃん頑張って!はい、次があたしたち兄弟から」

「大切に使ってくれよ」

葵と奏からは筆記用具を貰った。

「サッカーもだけど勉強も頑張って!」

「言われなくても、そのつもり」

葵と奏の頭を撫でた。

「次はあたしたちからね。」

優奈と優真からは有名スポーツメーカーの新作ジャージだった。

「ありがとな!」




1時間ぐらい家族と優真と優奈たちと過ごした。

「そろそろ行かないと、入れなくなるよ。」

父さんに言われるまで時間を気にしてなかった。


今日から寮生は入寮を始める。

家から寮までは車で約1時間、ぎりぎり間に合う!
父さんの運転する車に乗り込んだ。玄関でみんなに見送られた。


「初試合は必ず呼んでよ!」

「絶対応援に行くから!」

「わかってるよ!じゃあ、行ってきます!!」



車がゆっくりと出発し始めた。

寮に付いて父さんにも挨拶して、見送った。




今日から始まるんだ…俺の挑戦が






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