キミの隣のイケメン君.
瞬side


杏と約束した土曜日になってしまった。

部活があったから、汗だらだらでシャワーを浴びて汗を流した。

「これからデート?」

風呂から出るとニヤニヤしている光樹。

テストの結果が出て日からリツと付き合い始めたらしい。

びっくりしてリツに確認すると

『瞬のこと好きだったって過去にしたいから。光樹くんは瞬のこと忘れさせてくれるっていったから信じてみようって思った』と言われた。

光樹ならリツを大切にしてくれると思う

「杏の家に行ってくるだけ。光樹は?」

「リツちゃんとデート!」

何気にラブラブじゃん。



今日、杏の親に会うんだよなぁ…

少し緊張する。リツの親にあったことあるけど…


待ち合わせの時間より早くに出た。

「光樹はどこで待ち合わせなんだよ?」

隣には同じ方向に歩く光樹がいる。

「駅だよ。瞬も駅で待ち合わせ?」

「そうだよ。」


駅には杏とリツが2人で話をしていた。

「リツちゃん!お待たせ!行こうか?」

「杏、じゃあね。がんばってね」

リツが光樹の手をとって行ってしまった。

「俺たちも行こうか?」

恥ずかしいけど、杏の手をとった。

「うん!」



電車に乗って初めて来た駅に降りた。それから閑静な住宅街を歩いた。

「あたしの家ここ」

普通の2階建て住宅。俺の実家よりかは少し小さいかな?

「今日、親どっちともいるの?」

「父さんは忙しいらしくて出張。今日の夜帰ってくるって、だから母さんだけだよ。」

ちょっとほっとした。

付き合い始めで父親に会うって結構ハードル高くないか?

「母さんのテンション高いかもしれないよ」

「わかった。」

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