キミの隣のイケメン君.

「ただいま!」

杏が玄関を開けると、すでに杏の母親が立っていた。

「おかえり、杏!!」

杏に似てるな

「初めまして、佐原瞬といいます。杏さんとお付き合いしてます。」

「杏から聞いてるわ。早く上がって!」

言われるがまま杏に続いて上がった。


リビングに通された。杏はいつも座ってるらしい慣れた様子でソファーに座った。俺は杏の隣に座った。

杏の母さんが紅茶を持ってきてくれた。見た目的にストレートティー

やばい…紅茶はミルクティーしか飲めないのに

顔に出さないように気を張らないと

杏も俺のちょっと変化した雰囲気を感じたらしい、顔をのぞいてきた。

そして耳元で「砂糖いっぱい入れても大丈夫だよ。」

「あら!なに話してるの?」

「なんでもないよ」

杏に言われたまま砂糖を多目に入れた。

「瞬くんは甘党なの?」

こんなに入れたら気が付くよな…

「は、はい…」

「ならよかった!ケーキ買ってきてたの」

ごく普通なショートケーキとチョコレートケーキ。

杏と俺の目の前にお母さんが座った。

「杏といつから付き合ってるの?」

ストレートな質問だな…

「GWが明けてからです。」

「1カ月ちょっとね!どっちから?」

「どっちだっていいでしょ!!」

杏が照れながら質問を遮った。




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