twins☆love
「あ…樹璃、光輝…会いたかった」
「うん、私も。」
「俺だって…」
「あのね、俺、もう…長くないらしいんだ…」
「だから、光輝、樹璃のこと、お願い…俺には無理だから…」
「な、なに死亡フラグたててるんだよ!!これからも二人で樹璃の取り合いするんだからな!?」
「おい、それは私が困る。」
「…最後に、いつもと同じ雰囲気で、いなくなれてよかった」
「樹璃、光輝と幸せになってね…俺は、それを望んでる、から…」
そういって大輝は息をひきとった。
「大輝!目を開けてよ!!」
「俺をおいてくんじゃねーよ!おい!兄貴!!」
あ…初めて聞いたな…光輝が兄貴ってよんだとこ…。
ねぇ、最後の望みだったよね…大輝…
私と光輝が一緒になること。
こんな選び方はしたくなかった。
ううん、違う。
選ぶこと自体が間違ってたんだ…。
でも、そんな間違いを償える唯一の方法が光輝と結ばれることならば…
私は…
光輝と…