twins☆love
「なぁ、兄貴…俺さ、やっぱり樹璃が好きだ。」
「ちょっ!なに大輝のお墓の前で宣言してんの!?
私がはずいわ!!」
「ねぇ、樹璃…もしかして俺と罪悪感で付き合ってる?それなら…さ…
俺はつらい。俺は真剣に、兄貴のことをぬいても樹璃がすきなんだ。」
「…。私は…」
「いいんだよ…兄貴は樹璃に幸せになってほしいっていった。それは本当に樹璃の幸せなの?そうなら俺はもうなにも言わない。」
「…いいの?私は償いをしなくて……」
「償いをしなきゃいけないことなんてなにもしてないでしょ?
するとしたら、今まで幸せじゃなかったことを償わなきゃねw」
「何をしたらいいの?」
「今度は償いじゃなくて、俺と真剣に付き合って。
俺のことが好きじゃないなら断ってもいい。」
「バーカ…そんなかっこいいこと言われたら、断るわけいかないじゃん!」
そしたら光輝は…うん、と頷いて…
「…あにきー!これから、俺が樹璃を幸せにする!俺のお姫様にする!
だから、だから、ずっと見ててくれよなー!」
っと空に向かって叫んだ光輝の声は空に吸い込まれて消えてった。
そしたら、風が一陣吹いた。
とっても、優しい風でした。
そう、それはまるで…
まるで、
大輝みたいに…
end