一途な恋の味
桜田未来がこっちにずんずんと近づいてくる。
「ちょっと、顔貸しなさい」
はっ!!??何いってんだコイツ。
無理矢理引っ張られて、空き部屋に連れていかれた。
「あんたさぁ…柚亜の事、
好きなんでしょ」
目を見張った。
何でコイツが…。
それから俺は動揺しまくり。
「ねぇ、そうでしょ」
はい。そうです。なんて言えるわけないだろ。
「ちげーよ。ただの幼なじみなだけだろ」
ギロッと桜田の目がこっちを向く。
コイツの目怖っ。