爆走★love boy
実際、2人が席をトイレに姿を消したと同時にナナミはニマニマしながら私に話しかけてきた。



「ちょっと、どういういきさつで付き合うことになったのよ」



「どういうって言ってもなぁ……」



ほとんどその場のノリでした。



2人とも、傷をいやすために付き合ってます。



なぁんてさみしいこと、言えるワケがない。



「一応、せんぱ……樹先輩から告白してきたんだけど」



「亜美、コクられたの!?」



「う、うん」



本当に、『一応』なんだけどね!?


< 102 / 361 >

この作品をシェア

pagetop